従業員満足度の向上に必要な5つの要素とお役立ちツールをご紹介!

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企業は永続的に発展していくために優れた人材を確保し、生産性を向上していかなくてはなりません。しかし、少子高齢化が叫ばれる中、労働力人口は減少を続けており、限られた人口から人材を確保しなくてはなりません。そして流失させず、維持成長するために、従業員満足度(ES)を高めることが課題となっています。

従業員満足度とは英語でEmployee Satisfactionといい、頭文字を取ってESと呼ばれています。その名が示す通り、職場において従業員がどれほど満足しているかを表す指標であり、多くの企業がこの満足度をいかに向上させるかといったことに強い関心を持っています。

従業員満足度の重要性・メリット

生産性が向上する

従業員満足度がアップすると、従業員はモチベーションが上がるため、主体的に仕事を行なうようになります。そして、社内のコミュニケーションも活発化し、部門間の連携もうまくいくようになります。例えば新たな事業の立ち上げや、新商品・サービスの開発などにおいて革新的なことが生まれやすく、業績向上につながります。

つまり、従業員満足度の向上は、企業にとって大きな成果の向上や、生産性が高められるため、多くのメリットを生み出すことができます。

人材が定着する

従業員満足度がアップすると、各従業員に愛社精神が芽生えるため、離職率の低下につながります。高いパフォーマンス力を持つ従業員が長期間在籍することで、業績もアップし、社外へのアピール力も生まれるため信頼性も増していきます。

このように、従業員満足度の向上は好循環を生み、企業の魅力度がアップすることで採用活動もスムーズになります。すると、縁故といったリファラル採用も増えることから、企業は安定した人材確保を実現できるようになります。

顧客満足度が向上する

帰属意識や愛社精神が高まると、自社の商品やサービスにも愛着を持つ従業員が増えます。そして、「自社の素晴らしい商品やサービスをもっと多くのお客様にご案内したい」といった気持ちも生まれてくるため、マーケティングを通じた市場分析や顧客分析が自主的に始まります。そのため、顧客ニーズに合致したモノやコトを生み出す土壌もできあがるので、結果的に顧客満足度の向上にもつながります。

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ブランディングにつながる

従業員満足度の向上は各従業員に主体性を生み、それぞれの現場で数多くの気づきが発見され、工夫も生まれます。ある特定の商品やサービスが消費者・顧客によって「識別されている」とき、その商品やサービスを「ブランド」と呼びますが、まさに現場で生まれた多くの工夫が他社や類似商品・サービスとの差別化を起こしてくれます。そして、それはやがてブランディングにもつながるため、企業にとってのメリットは大きいといえます。

サービス/商品が強くなる

大量生産・大量消費の時代はすでに大昔のものとなり、現在はモノ余りの時代といえます。「その他大勢」に分類されてしまうような商品・サービスは自然と淘汰されてしまい、生き残ることが難しくなってきました。消費者や顧客の価値、気持ちに寄り添える商品やサービスが強いといえます。従業員満足度向上は会社への帰属意識を高め、顧客ニーズを意識させてくれます。そして、自社で生み出す商品・サービスにも愛着をもたらせてくれることから、競争力が強くなります。

従業員満足度は5つの要素に分類される

ビジョンへの共感

従業員満足度調査ランキング(日本)上位企業の特徴の一つにビジョンへの共感が挙げられます。ビジョンに共感する従業員は、会社に対し誇りや期待感を持っています。そのため、主体的に会社貢献に結びつくような行動を取ります。また、自分の言葉で自社のビジョンを説明することができるため、その従業員がどれだけ満足度が高いかを指し示す一つの判断材料にもなります。

上司/マネジメントへの理解

部下がどのような仕事をしているかをきちんと把握していること。さらに、部下の意見や考えを理解したコミュニケーションを行なっていること。このような上司のもとで働くスタッフは、従業員満足度が高い傾向にあります。逆に部下がどのような仕事をしているかわからず、納得のいかない評価をする上司のもとで働くスタッフは、従業員満足度も低くなります。

貢献度/やりがい

自分の仕事が社会にどれだけ貢献し、社内業績に影響をもたらすことができたか?この問いに「貢献できている」「業績に良い影響を与えることができた」と答えられる従業員は満足度も高くなります。しかし、職種や部門によって、この貢献度や影響度が見えにくいこともあるため、経営者や管理職はどんなことが貢献や影響につながるのかをわかりやすく説明する必要があります。

社風/人間関係

一日の大半を会社で過ごす従業員にとって、気持ちよく会社に居られることは重要なポイントです。職場での人間関係がこじれてしまえば、その従業員にとって大きなストレスになってしまい、従業員満足度は著しく低下してしまいます。そのため、従業員満足度を高め、ストレスの少ない職場づくりには、日頃からの相手への関心、おもいやりが必要です。

快適な職場環境

就業規則や福利厚生を整えるだけでは従業員満足度の向上にはつながりません。従業員のニーズをおさえ、ワークライフバランスをしっかり実現できているかといった観点が、快適な職場環境づくりにおいて重要になります。また、特に管理職は自分の考えをしっかり部下に伝え、聞く姿勢がとれているかも大切になります。

従業満足度を上げる3つの方法

福利厚生を充実させる

福利厚生が充実していて、その価値や恩恵を従業員が理解することができれば、従業員満足度を上げることはできます。しかし、大企業と違って中小企業や零細企業の場合、福利厚生を充実させること自体が難しく、せっかく企業努力で環境を整えたとしても、従業員に理解されず利用されなければ従業員満足度向上にはつながりません。

日頃から従業員のニーズや要望をヒアリング調査し、どのようなことが必要で求められているのかをきちんと把握し、優先順位をつけながら取り入れるようにするとよいでしょう。

正当な評価システムを構築する

上司と部下がうまくコミュニケーションが取れず、納得のいかない評価が下されてしまっては、従業員満足度は下がってしまいます。そのため、上司は会社ビジョンや方針を部下に正確に伝え、部下の意見をすくいあげる必要があり、それが正当な評価システムを生み出します。さらに、例えば

  • 業績アップに貢献した社員を表彰する
  • 社内コンテストで、優れた従業員を表彰する
  • 理念や方針を体現した社員を表彰する
  • スタッフ間でお互いに感謝や称賛の気持ちを分かち合う

といったことも、人事評価につながるため有効といえます。

業務効率化で労働時間を減らす

業務のムダが多く残業も多い職場では、従業員に不満が募るため、満足度は低下し離職率もアップしてしまいます。そこで、現状ではどのように仕事が行なわれているかを把握し、何がムダなのかを話し合い、労働時間を削減することが重要です。

中小・零細企業は「人手が足りないから一人ひとりの負担は増えて当たり前」と考えがちですが、「本当に削減できるムダなことはないのか?」「アウトソーシングできる仕事はないのか?」といった視点で業務を見直し、効率化を図りながら残業をなくすことが大切です。

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従業員満足度向上につながる3つの改善ツール

従業員満足度の調査ツール

従業員満足度の重要性は各社で感じていながらも、実際に従業員にヒアリング調査し、うまくすくい上げに成功している企業や、課題解決につながったといった事例はまだまだ少ないのが現状です。このような際、従業員満足度の改善策として重要になるのが、自社の目的に合った調査ツールを活用するということです。昨今、従業員満足度への注目度が上がってきているため、様々な調査ツールがリリースされています。

社員の声を見える化したり、経営コンサルタントによる分析、組織診断やアンケートが簡単に行なえるものなど、ネット上にも多数あります。

福利厚生サービス

福利厚生には雇用保険、健康保険、厚生年金保険などの「法定福利厚生」と、その他「法定外福利厚生」の2つに分けることができます。この「法定外福利厚生」のうち、住宅手当や交通費、家族手当などは自社で提供しているところがほとんどですが、宿泊や旅行、スポーツ施設の斡旋、エンタメサービスの利用などで外部の福利厚生サービスを利用している企業もあります。

福利厚生の導入を検討する際、自社で新たな制度を作ろうとすると、多くの経費や時間がかかってしまうこともあるため、こうした外部の福利厚生サービスの活用は従業員満足度改善に有効といえます。

電話代行サービス

電話対応のために本業の時間が取られてしまって残業が増えるケースや、休日や祝日に出勤しなくてはならなかった場合、従業員満足度にも影響が出てしまいます。電話代行サービス業者に電話対応をアウトソーシングすることで、本業の仕事に集中することができ、業務も効率化を図ることができます。また、休日や祝日でも電話代行サービスが電話対応してくれるため、ワークライフバランスも実現します。このように、電話対応サービスの利用は、従業員満足度の改善には有効といえます。

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BusinessCallで従業員満足度を改善!

BusinessCallは電話代行サービスで、月額5,000円(税込み5,500円)から利用可能です。BusinessCallを利用すると

  • 仕事に集中することができる
  • オフィスを不在にしても(テレワークを実施しても)受電できる
  • 休日や祝日の電話の取りこぼしがなくなる

などがメリットとして考えられるため、従業員満足度の改善にもつながります。

まとめ

従業員満足度が上がることにより、生産性が向上し、離職率が低下するといったメリットがあります。また上げる方法としては、

  • 福利厚生を充実させる
  • 正当な評価システムを作る
  • 労働時間を削減する

といったことが考えられます。

逆に満足度が低いと生産性は低下し、離職率は増加といった企業にとってデメリットも生み出すので注意が必要です。

満足度向上の改善ツールとしては各種調査ツールや福利厚生サービス、電話代行サービスなどが挙げられます。従業員満足度向上は社内の様々なところに好循環を生みだします。課題をなくし、従業員満足度の向上実現に努めましょう。

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この記事を書いた人
Businesscall株式会社 広報部
Businesscall株式会社 広報部
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