人気のSaaS管理ツール5選を比較!導入時のポイントやメリット・併せて使える業務効率化サービスも紹介
業務効率化更新日:クラウドサービスをはじめとした、オンライン上のサービスを「Software as a Service」と呼んでいます。略してSaaS(サーズ)と呼ばれることもあり、サービスとしてのソフトウェアという意味になります。
企業だけでなく個人でも利用している人は多いでしょう。これらは、在宅勤務やテレワークの普及によりさらに注目されるようになりました。業務効率化にも役立つことからSaaS管理ツールの導入を考えている企業担当者様もいるのではないでしょうか。この記事では、SaaS管理ツール導入のメリットやおすすめの管理ツールについてご紹介します。
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SaaS管理ツールとは?
SaaS管理ツールは、社内で誰がどれくらいどのSaaSを利用しているのか分かるようにする機能を搭載していて、利用状況を可視化して一元化できるサービスです。
部署や部門ごとに様々なSaaSを導入してしまうと、それらの管理が行き届かないことで起こるトラブルがあり注意しなければいけません。そこで、社内で利用しているSaaSの一元管理が必要と言えるのです。このために使われるのがSaaS管理ツールです。
SaaS管理ツールを導入するメリット3選
SaaS管理ツールを導入することでどのようなメリットが得られるのでしょうか。導入によるメリットをまとめておきます。
①:アカウント・サービスの利用状況などを一元管理できる
SaaS管理ツールを導入することで、アカウントやサービスの利用状況を一元管理することができます。SaaSを利用する際は、それぞれのサービスでアカウント管理をしなければいけません。
社員が異動したり退社した場合は、アカウントの削除が必要になり、入社した際は新たなアカウントの作成も必要となります。これらを管理する方法として、Excelで表日をまとめるという方法を取っている企業もあるでしょう。
しかし、アカウントが増えていくとExcelだけで管理するのは大変になってきます。SaaS管理ツールを導入すれば、これらの作業に手間がかかりません。より効率よくSaaSを利用することができます。
②:無駄なコストを削減できる
SaaS管理ツールを導入することはコスト削減にも繋がります。なぜなら、アカウントが可視化されることで、使用されていないアカウントが分かるからです。
使用されていないアカウントを作成し利用するために費用が発生するSaaSもありますので、使用していないアカウントがあれば、削除することでコスト削減につながるのです。
また、利用者が少ない、利用頻度が少ないSaaSに関しては、今後も利用を続けるのかどうか検討する判断材料にもなるでしょう。
③:リモートワークを導入しやすくなる
SaaS管理ツールを導入することで、リモートワークも行いやすくなります。SaaSを誰がどのような権限で利用しているのかが把握できるため、不正アクセスのリスクも減らすことができ、社外で業務を行う際も安心です。
SaaS管理ツールを選ぶ際のポイント
SaaS管理ツールを選ぶ際は、どのような点に注意して選ぶと良いのでしょうか。選ぶ際のポイントについてまとめておきます。
管理画面が使いやすい
SaaS管理ツールを選ぶ際は、管理画面の使いやすさ、見やすさなどは確認しておきたいものです。誰が見ても分かる画面か、見方が分からず操作できないということはないか確認しましょう。使いにくいと運用の際も不便に感じてしまいます。
セキュリティ対策がしっかりしている
SaaS管理ツールを導入する際は、セキュリティ対策についてよく確認しておいてください。例えば、2段階認証を導入してセキュリティを強化しているものがあります。セキュリティがしっかりしていなければ、情報漏洩のリスクもあるため、注意しなければいけません。
対応するSaaSの範囲が広い
連携可能なSaaSの範囲が広いツールを選ぶ方が利用しやすいと言えます。特に社内で利用されているツールの数が多く、今後も増える可能性があるという場合は、できるだけ対応するSaaSの範囲が広いものを選んでおいたほうが安心です。
おすすめのSaaS管理ツールを比較
おすすめのSaaS管理ツールをご紹介します。
マネーフォワード
マネーフォワードは、100以上のSaaSとの連携ができ、多くの企業で導入されているツールです。セキュリティリスクが発生した際に、通知されるようになっていて情報漏洩のリスクも防げるツールとなっています。社内で利用されているSaaSツールと社員の利用状況を細かくまとめることが可能です。
メタップスクラウド
メタップスクラウドは、SaaSごと、組織ごと、個人ごとに利用状況の分析が可能です。使用状況を細かく可視化できるツールになっています。利用していないアカウントの把握もスムーズに行えて、新たなアカウントの発行もスムーズに行えるため、綿密なアカウント管理ができます。
一つのアカウントで複数のSaaSへログインできるシングルサインオンを利用でき、アカウント管理が楽になるだけでなく、不正アカウントがあった際もスムーズに対応可能です。
ジョーシス
ジョーシスは、入退社時や異動時に発生する様々なアカウント管理業務を自動化させることが可能です。これによりアカウントの管理が楽に行えます。管理に必要となる作業はタイムリーに通知されるので、アカウントの消し忘れなども発生しにくく情報漏洩のリスクを減らせます。
サブスクリプション管理やIT資産管理も同じツールでできるため、より便利に活用できます。
デクセコ
デクセコは、SaaSの契約情報、利用状況、アカウント情報を一元化できるツールです。会計システムとも連携していて、発注や仕入れ、経費精算データをもとにSaaSの検地が可能です。連携に対応していない会計システムでもCSVデータをアップロードすれば対応させることができます。
定期的な社内アンケートにより、新しく利用するSaaSや使わなくなったSaaSも把握しやすくなっています。3000近くのSaaSの登録があるシステムなので、様々なツールを導入している企業も安心です。
ITborad
ITboradは、社内で利用されているSaaSの利用コストを集約できます。利用料金をいつでも簡単に見ることができるだけでなく、前回比、前々回比と利用料金を比較できるため、コスト推移の把握も可能です。
SaaSの棚卸を行うとともに、契約更新のタイミングではアラートを発生させて契約の見直しもしやすくなっています。
SaaSの一元管理をする上で把握しておきたいこと
SaaSの一元管理をするにあたり、コスト面やセキュリティ面など、把握しておかなければならないことがあります。
膨大なコストが必要になる
SaaSは、単品ではコストを抑えた導入ができるものの、利用者が増えるほど、利用するSaaSが増えるほど費用がかさみます。そしてそれらをまとめて管理するとなると、管理ツールの導入コストがかかるのです。
一元管理することで、不要なアカウントの洗い出しや、不要なサービスの洗い出しはできるものの、導入時は膨大なコストが必要になってしまうという点は理解しておかなければいけません。
セキュリティ上のリスクがある
様々なSaaSを利用していることで、情報漏洩のリスクも高まります。セキュリティ管理はしっかりと行っておかなければいけません。
アカウントを一元管理することで、セキュリティ管理はより高まると言えるものの、導入するツールの種類によってはセキュリティ上のリスクがあることも理解しておかなければならないでしょう。
その他の業務効率化に繋がるおすすめのサービス
業務効率化のためにSaaS管理ツールの導入を検討していても、コスト面で難しいということもあるかもしれません。
業務効率化はSaaS管理ツール以外の方法でも行うことが可能です。ここでは、その他の業務効率化に繋がるおすすめサービスをまとめておきます。
営業代行サービス
営業代行サービスとは、営業に関する業務を代行してくれるサービスです。テレアポや訪問営業、インサイドセールス、既存顧客営業、営業に関する教育やコンサルティングなどの業務を代行してくれます。
「アイランドブレイン」がおすすめ
「アイランドブレイン」は、名古屋・東京・大阪を中心に全国の企業に対して営業代行を行っています。営業代行は、成果報酬型の価格携帯で、無駄な営業コストが発生しません。
新規開拓の成果が出なければ費用はかからないというサービスです。営業のプロが即戦力として新規開拓営業を行ってくれます。アポイントの獲得は、商談条件を満たしている企業のみとなっているため、売上にしっかり貢献してくれる営業代行サービスです。
データ入力代行サービス
社内では様々なデータ入力業務が発生します。これらを代行してくれるサービスがデータ入力代行サービスです。データ入力に係る時間を削減できるため、他の業務を進めることができます。
「うるるBPO」がおすすめ
「うるるBPO」は、作業実績27,000件を超えるノウハウがあります。国内・国外・クラウドワーカーとリソースを保有していることから、予算に合わせた依頼ができ、リーズナブルな価格でデータ入力作業を任せることが可能です。短期間で納品してもらうことができる点でも利用している企業が多いです。
電話代行サービス
電話代行サービスは、社内にかかってきた電話の一次受けをしてくれるサービスです。一次受付だけでなく、簡単な受け答えにも対応してくれるサービスもあります。社内にかかってくる電話の件数が多いという場合、電話代行サービスを利用することで、業務効率化に繋がります。
「BusinessCall」がおすすめ
「BusinessCall」は、大手企業や官公庁、大手コールセンターでも導入されている電話代行サービスです。月額5,000円から利用することができ、土日祝も対応可能です。しっかり研修を受けたプロのオペレーターが高品質な電話対応を行ってくれるため、企業の電話対応の質の向上、顧客満足度向上にも繋がります。
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まとめ
SaaS管理ツールの導入やおすすめのサービス、業務効率化に繋がる他のサービスも紹介しました。
SaaS管理ツールは導入コストがかかり、場合によってはセキュリティ上のリスクがあります。費用を抑えた業務効率化を検討されるのであれば、今回紹介した他の方法も検討されてみるのも良いのではないでしょうか。