コールトラッキング(電話効果測定)とは?ツール比較と機能解説。
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顧客からの問い合わせ電話に対して、なにを見て電話をかけてきたのか知りたいと思った場合、コールトラッキングの導入が有効です。コールトラッキングを使うことで、広告の費用対効果を知ることができるため、より効率的な広告運用ができるでしょう。
この記事では、コールトラッキングツールのメリットやおすすめのツール、そしてコールトラッキングをより効率よく行うための方法をまとめています。
--- 目次 ---
コールトラッキング(CTS)とは?機能や仕組みを紹介
コールトラッキングは、企業の利用している広告媒体について、どの媒体がどのくらい顧客からの問合せで利用されているのか効果を測定することをさします。
コールトラッキングを行う際は、コールトラッキングツールを用いるのが一般的で、ツールを用いることで簡単に効果測定ができます。効果測定と言えば、オンライン計測を利用されている企業も多いですが、オンライン計測だけでは電話からの計測はできません。
WEBを見て電話で問い合わせしてきたというケースに対しての計測も行うことで、より総合的に広告運用の効果が分かると言えます。
コールトラッキングツールを導入するメリット

コールトラッキングツールを導入するメリットについてまとめておきます。
広告の費用対効果を検証できる
コールトラッキングを導入することで、広告の費用効果を検証できるため、広告費用の削減をしながら売上につなげることが可能です。電話効果測定を行っていない場合、コンバージョン率の高い媒体を見誤ってしまうことがあります。
例えば、新聞広告や雑誌広告、WEB広告を利用しているけれど、電話での問い合わせはほとんどが「WEB広告を見て」だったという場合に、新聞広告や雑誌広告にかけていた費用は削減できるようになると言えるでしょう。
このようなことから、コールトラッキングツールによる費用対効果の検証は重要と言えます。
顧客の機会損失を防げる
コールトラッキングツールの中には、機会損失対策に利用できる機能を搭載しているものもあります。このようなツールを利用することで、見込み客を逃がさずに済みます。
例えば、営業時間外にかかってきた電話についてメールでお知らせしてくれる機能や話し中に自動音声が対応してくれる機能などがあり、この機能で顧客への折り返し電話がスムーズに行えるため、見込み客に対してのアクションが可能です。
ユーザーの情報を獲得できる
コールトラッキングを行うことで、ユーザーの情報も獲得できます。顧客の求めることや、顧客が何に興味を示しているのかというような生の声を聞くことができます。画面で計測しているだけでは分からない部分も検証できるのです。
広告媒体毎に番号を使い分ける手間もかかる
コールトラッキングはメリットが沢山ありますが、デメリットとして広告媒体毎に電話番号を使い分ける手間というものがあげられます。
どの媒体も同じ番号で行うと、効果測定ができません。そのため、同じ電話番号で運用されている場合は、新たに番号を湧かなければいけないのです。
また、利用している電話番号が計測用の番号として使えない番号である場合、番号の導入コストが発生します。
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コールトラッキングツールを選ぶ際のポイント

様々なコールトラッキングツールがありますが、どのようなツールを選ぶと良いのでしょうか。コールトラッキングツールを選ぶ際のポイントをまとめておきます。
搭載機能が自社に合っているか
コールトラッキングツールは、ツールにより搭載されている機能に違いがあります。そのため、搭載されている機能が自社にあっているのか確認する必要があるでしょう。
基本的な機能として搭載されているのは、レポート分析機能、IVR機能、録音機能、メール通知機能などがあります。他のツールにはない機能が搭載されていて、その機能が自社にとって必要であるという場合、そちらのツールを選ぶというように比較していきましょう。
導入後の費用効果が見込めるか
コールトラッキングツールを導入する際は、費用対効果について考えなければいけません。ツールを導入したにも関わらずコストだけがかかり効果が得られないとなっては意味がありませんので、長期的にかかるコストの確認と、どれが一番効果の出そうなツールなのかを確認しましょう。
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ここからは、コールトラッキングツールのおすすめを比較していきます。
①:【株式会社コムスクエア】CallTracker
株式会社コムスクエアのコールトラッキングサービスは、出ることができなかった電話に対してメールでお知らせしてくれる機能があります。
これにより、機会損失を防げるでしょう。カレンダー機能を活用すれば電話を転送できるという点も便利です。クラウドサービスなので、申し込みから最短翌日に利用できるというスピーディーな導入が可能です。
初期費用 | 50,000円 |
サービス利用料 | 月額50,000円 |
通話料(利用番号や利用端末により変動あり) | 3分8円~ |
番号月額費用(利用番号や利用端末により変動あり) | 月額100円~ |
②:【株式会社ログラフ】Call Data Bank
株式会社ログラフのコールトラッキングツールは、導入実績、料金満足度、広告担当者におすすめというランキングで1位を獲得しています。
様々なツールと連携でき、既存の電話番号を利用した電話計測が可能です。業界最安値とされている料金設定で、初めてのコールトラッキングツール導入でも利用しやすいでしょう。必要に応じてオプション機能も利用できます。他社よりも費用が高い場合は、要相談できるということなので、料金交渉してみましょう。
なお、費用はプランにより異なります。料金シミュレーションページが用意されていますので、シミュレーションしてみると比較しやすいです。
参照:https://call.omnidatabank.jp/
③:【フリービット株式会社】AdSiP
フリービット株式会社のコールトラッキングツールは、導入企業社数1,000社を超えています。
ライトプランが用意されていてお試し利用が可能です。お試し利用の価格はとてもリーズナブルになっているので、少数番号の計測やまずはどのようなサービスなのか確認したいという場合に便利でしょう。
また、基本プランも月額50,000円から利用できリーズナブルです。
初期登録料 | 50,000円 |
番号取得料 | 0~1,000円 |
システム基本料 | 50,000円 |
番号使用料 | 50~950円 |
通話料 | 従量にて請求 |
④:【アドゲイナー株式会社】Adgainer
アドナイザー株式会社のコールトラッキングツールは、Googleアナリティクスと連携して分析できる機能があり便利です。
キーワードごとにユーザーが電話をかけたかどうかを把握できるため、SEM対策の効率化にも役立ちます。独自の技術で計測用の電話番号をリアルタイムにランダム発行しているので、来訪者ごとに番号が割り振られより正確な計測が可能です。
利用費用は月額50,000円〜となっていて、利用する番号等で価格が変動するため問合せしてみてください。
参照:https://adgainer.co.jp/
コールトラッキングツールは電話代行サービスとの併用がおすすめ!
コールトラッキングをより効果的に行うためには、電話代行サービスとの併用がおすすめです。広告に電話番号を記載すると、問合せの件数は増加します。利用する広告が多いほど電話の件数も増えやすいと言えるため、自社だけでの対応が難しい場合があるのです。
問い合わせの一次受付として電話代行サービスを利用することで、電話対応にかかる負担を削減でき、業務効率化に繋がります。
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電話代行BusinessCallなら安く始められる
コールトラッキングを効率的に行うために電話代行サービスが便利なことは分かったけれど、あまり費用はかけられない・・・という企業担当者におすすめなのが、「BusinessCall」です。
月額費用は5,000円~
「BusinessCall」の月額利用料は、5,000円からとなっています。土日祝日対応可能、365日対応で5,000円〜というリーズナブルな価格設定は魅力的です。
他社では、土日祝日は追加料金が発生するケースが多いですが「BusinessCall」の場合、追加料金はかかりません。
電話のプロだから品質向上に繋がる
「BusinessCall」は、電話対応のプロが電話の一次受けを行います。
官公庁や大手コールセンター等での実績も多く、企業ごとに対応できる能力があるオペレーターばかりです。電話対応の品質向上につながります。
LINEやチャットツールに即時に転送
「BusinessCall」は、取り次いだ電話内容を、LINEやチャットツールを用いて即時に転送してくれます。
そのため、電話の取りこぼしがありません。普段から使い慣れているツールへの転送なので、確認もしやすいでしょう。
まとめ
コールトラッキングを行う重要性と、コールトラッキングを効果的に行うための方法をお伝えしました。コールトラッキングツールの導入だけでなく、電話代行サービスも併用することで、よりスムーズな測定が可能となるため、検討してみてください。
