0120-935-372会社の固定電話番号は必要？取得するメリットや方法を解説
電話基礎更新日：企業の代表電話には固定電話と携帯電話、どちらを取得すれば良いのでしょうか。
現在はチャットやメールなど、顧客と企業がコンタクトを取るツールも増えているため、携帯電話の番号を設定している企業も多くなってきました。
しかし、ビジネスにおける固定電話番号は大変重要な役割を担っており、ほとんどの企業が固定電話番号を取得しているのです。
この記事では、企業にとってなぜ固定電話番号が必要であるのかと、具体的な取得方法をご紹介しています。
電話番号取得を検討されているご担当者様はぜひ参考にしてみてください。
--- 目次 ---
起業・会社設立で固定電話番号の取得は必要？
携帯電話の普及が進み、固定電話を個人で新規契約するメリットはほとんど無くなりましたが、未だに企業においては固定電話が必要とされるケースが多いです。
具体的にどのような影響があるのでしょうか？
会社として信用度が担保される
ビジネスにおいて最も大切なのは「信用」です。
企業における固定電話の設置は、携帯電話の普及率が2020年3月で145％を超えた現在でも、信用度を測る基準になっています。
年齢層が高くなるほどその傾向は強く、名刺やホームページに携帯電話が記載されている企業は敬遠されがちです。
携帯電話は、「定住地を持たない＝安定していない」というイメージがあり、起業したばかりであればその印象はさらに強まります。
反対に市外局番から始まる番号は大都市であるほど信用性が高まり、ビジネスが有利に働く傾向があります。
法人登記や銀行口座の開設で必要になる
会社設立には法人登記が必要ですが、その際の必要書類には所在地の住所や電話番号を記載します。
固定電話が無くても法人登記は可能ですが、携帯電話の番号を登録してしまうと紛失や諸事情で番号を変更するのに加え、登記の内容も変更しなければならず手間になります。
また法人名義で銀行口座を開設する場合は、大手銀行の場合「固定電話必須」としているところが多く、携帯電話の番号では受付されません。
プライバシーを保護できる
代表電話番号は、名刺やホームページに記載するなど公になる番号です。
携帯電話など個人的な番号を設定してしまうと、プライベートな情報が不特定多数に公開され、プライバシーの侵害が懸念されます。
また、着信があった時に仕事の電話なのかプライベートなのか区別しづらく、業務に支障が出るかもしれません。
固定電話を設定しておけば、仕事とプライベートが混同せずにプライバシーを確保できます。
また、業務時間外の電話対応に追われることもなく、公私を分けることができるのです。
固定電話番号を取得する5つの方法と費用相場
固定電話番号を取得する方法は複数ありますが、それぞれどのような違いがあるのでしょうか？
ここでは主な5つの方法と、費用相場をご紹介いたします。
会社の規模や活動内容によって、状況に合ったものを選びましょう。
（全て税抜表記）
NTT加入電話
固定電話の代表ともいえるNTT加入電話は、居住地によって市外局番が付与される信頼性の高い番号で、アナログ回線と呼ばれることもあります。
新規取得費用は36,000円の施設設置負担金が必要で、800円の契約料と基本料金も必要です。
基本料金は住宅用と事務所用で異なり、事務所用ならば2,500円前後に設定されています。
通話料金は距離に比例して高くなり、近距離ならば3分8.5円、60キロを超えると45秒で40円と携帯電話からかけるよりも高額になってしまいます。
36,000円の設置料がかからない「ライトプラン」もありますが、基本料金は若干高くなるため使用環境を考慮して選択しましょう。
IP電話
IP電話はADSLインターネット回線を利用し、音声や画像をデジタル化して届ける回線です。
インターネット回線があれば電話回線の工事や加入権の取得は不要で、市外局番ではなく050からはじまる11桁の番号が付与されます。
プロバイダによってはネット回線のオプションとしてIP電話を設定しているところもあり、その場合基本料金はネット回線使用料に含まれています。
別途基本料金がかかる場合も300円程度です。
IP電話の通話料は8円/3分とアナログ回線よりも安く、IP電話同士の通話は無料になる場合もあります。（携帯電話への通話を除く）
距離による料金変動もないため、全国規模で事業を展開している企業には大変メリットのあるサービスです。
光IP電話
光IP電話は光ファイバーを使った電話回線で、NTT加入電話の番号から引き継ぐことも可能です。
通常のIP電話は発信できる番号に制限があり、フリーダイヤルや110番、119番などには発信できませんが光IP電話は問題なく利用できます。
料金体系はIP電話とほとんど変わらず、通話料金も全国一律で3分8円です。
通話品質もアナログ回線とほぼ同等を保つことができます。
NTTが提供しているキャッチホン、ナンバーディスプレイなどのサービスを利用できるので、ビジネス使用に適した回線です。
050IP電話アプリ
スマートフォンにアプリをインストールして使用するIP電話で、月額基本料300円前後で利用できます。
手持ちの端末をそのまま利用できるので、初期費用を抑えることができます。
付与される番号は050からはじまる11桁で、080や090の番号は利用できません。
提供会社はNTTをはじめ複数あり、同じアプリ同士の通話は無料です。
通話料金の設定は提供会社ごとにことなり、一律10円／30秒など統一料金を設定している会社もあります。
03転送電話
03から始まる番号をレンタルし、利用できる転送サービスです。
固定の回線を引かなくても03や06の信頼性の高い番号を使用できるため、都心部の電話番号を求めている企業にお勧めです。
03の番号にかかって来た電話を、携帯電話で受けることができるため、別途電話機を準備する必要がありません。
1つの番号を複数人数で利用すること可能なので、代表電話としての役割を十分に果たします。
1つの携帯電話に個人番号と会社の番号を持つこともでき、利用料の支払先を分けることも可能です。
初期費用5,000円前後、月額1,000円前後で、通話料も 20円／30秒 前後が多く通常の携帯電話発信と同等の料金です。
電話代行サービスで番号貸出しも
代表電話番号の取得に加え、電話対応も同時にカバーできるのが電話代行サービスです。
個人経営や小規模ビジネスでは、電話の対応に追われ本来の業務が滞ってしまう心配がありますが、代行サービスを利用すれば悩みは一気に解決します。
BusinessCallなら03・050番号貸出！
電話代行サービスのBusinessCallなら、03や050の番号の貸し出しに対応しているので、電話番号を取得する手間が省けます。
専用のオペレーターがかかってきた電話を一次受けし、内容をメールやチャットを使って通知するサービスで、全日9:00〜21:00の時間帯に対応しています。
都内を示す03から始まる番号や050から始まるIP電話番号を貸与し電話対応も委託できるので、「本業に集中したい」「電話対応に人員を割けない」というご担当者様は是非ご利用ください。
その他おすすめの電話番号取得サービス3選
電話番号取得方法は、上記以外にもアプリやクラウドを利用したサービスがあります。
楽天コミュニケーションズ IP電話サービス
楽天グループが提供するIP電話サービスで、1台当たりの利用料は月額380円とリーズナブルです。
番号ごとに500円の取得料がかかり、通話料は全国一律3分8円で、IP電話との通話は無料です。
付与される番号は現在050始まりのみですが、以前は東京、大阪エリアなら03・06の番号も付与されていました。（現在は新規契約受付を終了しています）
03plus
初期費用0円と、起業スタート時の負担を減らし固定電話の番号を取得できるサービスです。
スマートフォンアプリを使うだけで市外局番を使うことができるので、ビジネスに欠かせない信頼性を得ることができます。
1台につき月額980円で利用可能で、通話料は 20円/30秒 と一般的な携帯電話と同等です。
複数人数で1つの番号を共有したり、1台ずつ別番号を付与したりすることもできるのでオフィスにいることが少ない企業向きです。
クラコール
小規模から大規模まで、幅広く利用できるクラウドPBXサービスです。
クラウド上にビジネスフォンの環境を構築するので、低コストで導入できます。
初期費用0円、基本料金は1ユーザー980円、電話番号利用料が1回線につき月額100円かかります。
クラウドシステムなので回線を引く必要がなく、申し込んでから利用開始までの期間は最短3日。
スマートフォン上で固定電話番号を使っての発着信を可能にし、外出時にも対応できるのでビジネスチャンスを逃さずに即時対応を可能にします。
まとめ
携帯電話が普及しても固定電話有無は、企業の信頼度を測る基準とされ、この先もしばらくは変わらないでしょう。
携帯電話番号や050の番号でもビジネスをスタートすることは可能ですが、信頼性の高い03番号取得すれば信頼性も高まりビジネスチャンスも広がります。
電話代行サービスの利用やスマートフォンにアプリを入れる方法など、初期費用を抑え容易にスタートできるサービスもあるので、会社の規模や状況に合わせて最適な方法を選択しましょう。
